1948-11-28 第3回国会 参議院 労働委員会 第9号
されておるのでありまするが、ひとり我が國におきましては、外の國に比べまして非常に簡單な法規でありまして、今日まで継続しておつたのでありまして、從つて日本の労働状況が非常に労働者のために不利益である、それが物價にも影響するというようなふうのことで、外國の方から見ますると、何とかして日本の労働法規をもう少し外國並みに改めて貰はなければならないということは、もう二十年も前から各國の日本に対する註文でありまして、國際労働会議等
されておるのでありまするが、ひとり我が國におきましては、外の國に比べまして非常に簡單な法規でありまして、今日まで継続しておつたのでありまして、從つて日本の労働状況が非常に労働者のために不利益である、それが物價にも影響するというようなふうのことで、外國の方から見ますると、何とかして日本の労働法規をもう少し外國並みに改めて貰はなければならないということは、もう二十年も前から各國の日本に対する註文でありまして、國際労働会議等
そういうような現実の事実から、その後の國際労働会議等におきましては、どうすればこういうアジア的な低賃金の労働、ほとんど隸属労働ともいわれるような状態を訂正して、眞に労働者をして、文明國家の國民としての生活水準を與えしめることができるかということが、これは日本政府の代表者も、日本資本家の代表者も、日本の当時の労働組合の代表者もそれぞれ参加して、この國際労働会議において檢討せられたわけであります。